この世界にプラスチックは必要ない?そもそもストローってなんでストローなの?
ストローとは?
みなさん,こんにちは.
さて,ここで一つ問題です.
我々が普段カフェなどでドリンクを注文するとストローが刺さっているのですが,そもそもこれってなんでストローというのでしょうか?
実は,ストローは現在ではプラスチックで作られたカラフルな色のものが多いですが,そもそも昔は麦わらがその原材料だったらしいです.
そして,その麦わらというのが英語でstraw,すなわちストローというものになります.
昔からその作りは変わっていないので引き続きストローと呼ばれるそうです.
環境問題
しかし,現在は環境問題からストローの原材料であるプラスチックへEUから規制案がでております.調べたら出てきますが,プラスチックゴミは世界では8割とも9割とも言われています.
せっかくなので日本はどうかな?と思って環境省のホムペに訪れて調べてみました.
どうやら人工物のプラスチックが占める割合は48%であり,約1万トン〜2万トンが日本に漂着しているプラスチックの量であると試算される.
引用: www.env.go.jp/water/marirne_litter/hyoutyaku1new2.pdf 平成28年度調査報告書 分割版 1/4
確かに海のゴミのほとんどがプラスチック製品だと言われている現状では,ストローに対してもEUに代用品にしろと言われても仕方ないのかもしれません.それ以外にもスプーンやフォーク,皿などにもプラスチック製品は多いので其のあたり我々も意識的に気をつけておく必要があるかもしれません.
実際は,ストローというと普段から目にしていてあまり気にならないかもしれませんがその背後には多くのステークホルダーが関わっており,正直一筋縄で理解出来,解決できるような話ではないかもしれません.
プラスチック製品の良さ
例えば,プラスチック製品のストローがあると我々はなぜ嬉しいでしょうか?
衛生面がまず嬉しいポイントでしょう.もし,ストローが使い回せるものに変わったら我々はかなり嫌悪感を覚えるでしょう.
僕は潔癖症なので,ストローの構造的にちゃんと綺麗になるのかが気になるところですし,おそらくこのタイプが将来すぐにファストフードで使われる様になるとは思えません.
洗うということ自体は従業員の手間がありますし,僕も某ファストフード店で学生の時アルバイトをしたことがありますが,洗ってる暇が本当にないです.溜まりに溜まった挙げ句,崩れそうなレベルでやっと誰かが洗います.ちなみに,自動洗浄機なんてそんなに綺麗になりません.それにストローみたいに小さくて細かい部分の汚れが短時間で綺麗になるとは到底思えません.
其のような状況が身に沁みているので,引き続きコストが安いプラスチック製品が使われると思います.
では,今度はどのような素材があるのか調べてみました.
ストローの素材別
紙
パーティの装飾品のようなものでしょうか.紙のストローで飲んだことはないのでわかりませんが,リサイクルが可能かもしれません.
ストロー,SODIAL(R)パーティーウェディング用品、25Pcsストライプペーパーストロー(ピンク&ホワイト)
- 出版社/メーカー: SODIAL(R)
- メディア: ホーム&キッチン
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ステンレス
洗浄ブラシがついており,ステンレスで錆びにくそうですし,落としても故障なども考えにくいです.この製品なら使っても良さげですが,10本で1000円ですので,1本あたり100円です.ファストフードなどにとっては,コスパ的に最悪なので各家庭で使うかどうか,という話ならばありだと思います.
ガラス
こちらも再利用可能です.ガラス製なので,落とすと割れてしまいます.洗う時には注意しなくてはなりません.6個で1050円なので,1本あたり173円です.
ステンレス+シリコン
1512円で4本入っています.1本あたり378円になります.高いですが,個人的にはこれが一番良さげな気がします.シリコン部分は取り外し可能なので,洗いやすそうです.
klean kanteen(クリーンカンティーン) ストロー4本セット【カラー】 19322055999004
- 出版社/メーカー: klean kanteen(クリーンカンティーン)
- メディア: スポーツ用品
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一般的なストロー
大体1本あたり1円だったり,もう少しカラフルなものは,1本あたり2円だったりと超低価格です.
さいごに
こうみてみると,やはりプラスチック製品は安くて衛生面でも問題にならない(商品のクオリティ次第)ので,ファストフードでは引き続き使われるでしょう.ただ,各家庭はまた別の話になります.
僕の結論は,プラスチック製品をなるべく使わないというのがよいかな?というところです.例えば,プラスチック製品をリサイクルするのは結構難しく埋め立てなどで使われる事が多いです.エコとは名ばかりで実際はリサイクルしても逆にコストがかさんでいたり,することもあります.
以下の本はエコに対する感想が書かれています▼
この記事を見た人が少しでもプラスチック製品の環境問題を知るだけでも大きいと思いました.最近プラスチック関連の記事をよく見たのですが,英語の記事が多かったので日本語でわかるように書いてみました.僕はもともとストローをあまり使わないようにしているので,今後は良いストローのアイデアを考えるのもありですね.
例えば,ドリンクの味ごとにクッキーのような形にして食べれるようなストローを低価格で作れるならば良い気がしました.低価格というところができるのかわかりませんので,難しいならばその分ドリンクの値段をとっても良いのではないでしょうか.
調べていたらスタバのクッキーストローというものがあるらしいです.これは良いですね.