新人エンジニアが、毎日のように考えておかなければならないこと3選
- 技術のキャッチアップ
- 自身の市場価値把握
- キャリア
新人エンジニアとして、とあるベンチャーに採用されましたが、その後どうしていいのかわからない。そんな新人エンジニアの方におすすめの毎日考えておくべきことをご紹介します。
1. 技術のキャッチアップ
通常、非エンジニアであれば、つまり一般の社会人と最も違うのはこの部分です。
毎日、技術のキャッチアップをする必要があります。
ただし、これは筋トレと同様に1日だけやればいいという問題ではありません。
筋トレが日々のトレーニングが重要だと言われるように、エンジニアにとっては技術のキャッチアップが筋トレと同様の意味を持ちます。
はい、では、なぜ、筋トレと技術のキャッチアップが同様なのでしょうか。
筋トレというのは、毎日決まった時間、決まった部位を鍛える筋肉トレーニングですよね?毎日決まった時間同様の部位を鍛えることにより筋肉がついていくわけです。
技術のキャッチアップも、全く同様です。
まずは、決まった時間、決まったジャンルの情報をキャッチアップするのです。
ただし勘違いしてはいけないのは、ただ技術サイトをぼーっと眺めることが一緒といっているわけではありません。
例えば、 Hatena Bookmarkを眺めて、フーンすごいね、っとなって終了!
これでは、何も意味がありません。
あなたは、何のエンジニアなのですか?これを自分に問いかけてください。
バックエンド、フロントエンド、インフラ、などなど様々な領域があります。最低でもこのレベルまでジャンルを分けて情報サイトを見て下さい。
なお、ネットの情報もいいですが、書籍でおすすめがあります。
- 作者:野村総合研究所ICTメディアサービス産業コンサルティング部
- 発売日: 2019/11/29
- メディア: 単行本
こちらの書籍では、様々なジャンルを問わず大きな部分から産業に絡めながら、技術紹介をしています。まず、この書籍を読んだ上で、技術のキャッチアップをするのがベストでしょう。
この書籍を読んだ上で技術のキャッチアップをしますと、自分の興味も深みが増していくことでしょう。
2. 自身の市場価値把握
これは、一般的な、例えば3年以上エンジニアをやっている方々ですらおざなりにしていることです。
というのも、今の現場で必死になっているからです。
せっかく今の現場で頑張っているのに、外の世界から自分を正確に評価しないのはもったいないと思いませんか?
自分の現状をメモに書き出して、どの技術が今の自分のスペックなのか、これはパソコンのスペックと同様です。
この作業を週単位、あるいは月単位の粒度で行って、市場価値を把握して下さい。
この粒度で行った自分のスペックが市場でいくらなのか、しっかりと考えてみることで、現場でも自分に自信が持てますし、仮に別の現場に行ったとしても正確に自分の技術を他人に説明することができます。
- 作者:ジョン・ソンメズ
- 発売日: 2016/06/02
- メディア: Kindle版
この書籍は、私が2016年の春過ぎに本屋で読み、凄く感銘を受けたのを覚えています。既に独立しておりましたが、この書籍は非常に自分の人生にいい影響があったと思います。 エンジニアがどうやって人生を構築していくか、そういうことが書かれた本です。しかも小難しいことが書かれていないので、たとえ非エンジニアでも読むことができます。
3. キャリア
技術のキャッチアップと自信の市場価値を把握できていると、自ずとキャリアについて目を向けないといけないことに気付いてきます。
なぜなら、キャリアとは、自分の方向性、言うならば、技術のキャッチアップや市場価値を把握したところで、その軸がぶれていたり、方向性が間違ってしまうと、全く時間のロスになってしまうからです。
キャリアは、今年1年の抱負でそれから365日その制限を受けるものではありません。 あなたのキャリアは、日々更新されるべきなのです。
キャリアをもし、日々更新できると気付いたら、あなたも次のステップに進むのは容易いでしょう。
もちろん、いきなり次のステップへ進むわけではありません。確かなベクトルを向いて自分が生きていくこと、それが大事なのです。
- 作者:匠習作
- 発売日: 2017/07/07
- メディア: Kindle版