IT専門家がおしえる【令和】時代からおすすめの子供に伝えるIT勉強方法1
新しい門出ということで、4月で社会人となった方もいらっしゃると思います。
ということで、IT専門家から【令和】時代からおすすめの子供に伝えるIT勉強方法をご紹介します。
はじめに
まずは、基礎を学びましょう。どのような方針でやるかと言いますと簡単なことをまずは調べるのです。そこから波形させるのが最も深く詳細に渡って知ることができます。令和時代とはいっても、今までとなにか変わるわけではありません。
知る、ことから初めて、深める。この連続が学びに変わります。
項目は当たり前のことを言っていますが、触りとしてまずは学んでもらえると良いでしょう。
ITとは
ITとはなんだろうか、そういう簡単なことから考えたほうがよいでしょう。理系で情報系専門じゃないと中々そのようなことを考える機会もなかったと思います。
ITというのは、インフォメーションテクノロジーの略です。英語だと、Information Technologyになります。日本語訳にすると、情報技術のことですね。
情報技術とは
辞書から引用すると、
情報技術とは、コンピュータやネットワークといった情報処理関連の技術の総称である。英語の頭字をとってITと呼ぶことも一般的となっている。 www.weblio.jp/content/%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%8A%80%E8%A1%93
つまり、情報処理関連のことを指すときにITと呼ぶわけです。なんとなくITと呼んでいた方には朗報でしょう。とりあえず情報処理っぽいものはすべてITと呼んでもOKなわけです。
今や科目で情報の授業がありますが、令和2年からはプログラミング教育も始まりますので、子どもたちの方が詳しくなっていきます。
例えば、今までは算数や社会、理科は子供にわからないと言われたら自分たちの経験で教えることができたかもしれませんが、今後はそうは行きません。プログラミングがわからないと子供に教えられないのです。
そして、プログラミングは当然情報技術に内包されます。つまりITになるわけです。
なので、情報っぽいものを全てITと指したら一旦は問題ないです。
そういえば、ICTって言葉を聞いたことがあるという方には次の項目です。
ICT
これは実はITの中にCを引き入れた言葉です。
で、Cというのはなんなのか?という話ですが、これはコミュニケーションのことです。Communicationですね。日本語訳すると通信。
つまり、インフォメーションアンドコミュニケーションテクノロジーのことです。Information and Communication Technology。
これは、何?って感じる方にいいます。これは要はITのことです。つまり、ITはICTではないですが、ICTはITです。ITに内包されます。ただ、プログラミングなどと違い、概念になります。
特に、通信とITが結びついたものにわざわざ使います。他業界のプレゼン資料とか見てますと、昨今のICTに向けて、などの文言がよく用いられますね。それは、大体メインのものに通信をからめてなにかを生み出すという意思がありますので、ICTが用いられるわけです。
では、ITってどういう立ち位置になるかといいますと、例えば、パソコンのハードウェアの話を対象とする場合はITを用います。通信をメインとしていないからです。しかし、例えば教科書を電子化したいときにはICT化という言葉を用いる事が多いでしょう。
こちらの書籍ITナビゲーターや、ITロードマップは、ITという言葉を使っていますが、実際はICTの話が書いてあります。これは、つまりIT業界全体について包括してITと使っているのでこういうタイトルになっています。話すときの感覚と同じです。
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ITロードマップ 2019年版: 情報通信技術は5年後こう変わる!
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直僕自身もそんなに考えて話すことはないです。明らかにICTなものはICTって言い切ってもいいですが、ITで通じることにわざわざ変えて言ったりはしません。
簡単な部分ですが、この話を元にまずは
ITとICTについて深掘
例えば、Wikipediaを見ると
通信事業は総務省の所管であるため、総務省は ICT を、企業振興の経済産業省は IT を使用している。 ja.wikipedia.org/wiki/情報技術
こう書いてある。これは結構面白くて経産省と総務省では言い方が違う事がわかる。歴史的関係から紐解いていくとこの理由がわかってくる。
我々も実はその歴史をリアルタイムで歩んでいて、例えば、よく携帯会社に指導が入った的なニュースが流れますよね。通信の話です。
これってどこが行政指導するかというと、総務省になりますね。
通信系で経産省が行政指導したという話はありません。3キャリアによく行政指導って話が出るのは総務省です。
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こちらを見るとわかりますが、情報通信白書というのも総務省が出版しています。つまり、基本的には総務省が情報通信の例えば携帯キャリアの話を管轄しているわけです。
当然、昨今総務省と経産省が連携してIoTにとりかかったりしているので、完全に別物を取り扱い続けるというわけではないです。 www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin01_02000219.html
おそらく今後令和時代になってからはもっとこのような協力体制をやっていくべきかと思います。やはり、今後AIが加速する中で棲み分けだけの仕事ではどうにもならないわけです。
噂では総務省関係の資料にITと書かずにICTと書くことを企業側では徹底しているという話もありますが、まあそうも言ってられないという話です。
さいごに
本日新元号が出て、その二文字の「令和」を決めるためにたくさんの人で話し合ったわけですが、これも言葉一つとっても多くの歴史があり、その決定理由があるわけです。
ITとICTも令和という2文字と同様に様々な歴史や意図があって使われ、役割を持っています。このあたりを知っておくだけで子供に教育的な話を展開できるわけです。
こういうのは簡単ですよね。子供は疑問を持つわけで、歴史だったり、背景から促してあげましょう。
時々は疑問を投げかけて、なぜそうなのか?なぜちがうのか?そういったことを自分自身の頭でしっかりと考える癖を与えてください。答えをすぐに教えてしまうのも問題があります。ただし、すぐに教えても良いこともあるので、その見極めのつもりで自身も勉強するわけですね。
我々の価値観では図りきれないわけです。
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今一度こういった書籍を学び直して、子供の教育をしてあげましょう。きっと、素晴らしい教育になるはずです。やはり、一つ一つの簡単な単語についての知識が深いと、子供はすごいと思うでしょうし、子供がわからないことを大人の経験を活かし、噛み砕いて説明してあげるのです。
政府はAI人材がどうのとか言っていますが、任せっきりでいいのでしょうか?
僕はそうは思いません。大人が全く無知で子供にやれ、というのも無理な話でしょうし、子供からバカにされてもしょうがないです。我々もちゃんと勉強しておくべきです。自分のためにも、子供のためにも。