新人エンジニア向け。フロントエンドエンジニアを目指すならTypeScriptを学ぼう!
新人エンジニアになって、フロントエンドエンジニアを目指そうと思う方はたくさんいると思います。
特に、最初のうちは目に見える形で動きが追いやすい言語やフレームワークを好むと思います。
では、どういうやり方で学ぶのが良いのでしょうか?
ということで、一番とっかかりやすいものがjQueryというライブラリになります。
上記の本はさらっと見ておいても良いかもしれません。
ただ、ガッツリ見る必要はありません。というのも、結局必要なのは要件に応じた実装なので。
このサンプルを書けるようになることを目的にしてはいけません。
次にやるべきなのは、TypeScriptです。
では、なぜTypeScriptを学ぶとよいのでしょうか。
実は、プログラミング言語には、静的型言語と動的型言語というものがあり、そのどちらを初期の段階で学ぶかによって後の技術に対する価値観が変わる可能性が高いです。
もちろん、どちかが勝っているという話ではありません。ただ、純粋に型に対する考え方・見方に影響を与えます。
主な言語 | コンパイル時 | |
静的型言語 | Go, Java, Scala, C, Swift | 型が確定 |
動的型言語 | Ruby, PHP, JavaScript | 型が未確定 |
上記のように、静的型言語、動的型言語というのは存在し、大きく言うとコンパイル時に型をチェックするかです。
JavaScriptが動的型言語というのは皆さんご承知の通りで、同じようにRubyやPHPも動的型言語ですね。
そして、TypeScriptというのは、AltJSと呼ばれ、最終的にはJavaScriptにコンパイルされることで実行される言語のことです。
TypeScriptは、名前の通り型をサポートすることができます。
ただし、この言語は静的型言語というわけではありません。
じゃあ、なんなんだ、ということですが、簡単に言うと、「型をチェックし、エラーを検出してくれる」だけです。
先程の例にあえてPythonを入れませんでした。というのも、Pythonも型アノテーションを利用することで、型をチェックし、エラーを検出することができるからです。
型があれば、実行時のエラーをかなり防ぐことができます。
型の話になってしまいましたが、TypeScriptを使うことによって、実行前に型チェックを挟み、コードの正確性を認識しながら書くことができます。
フロントエンドエンジニアとして、型を知らなくてもいいというレベル感で永遠とやっていくのは辛い時代に入っているので、このようにTypeScriptを学んで、型を理解しながら書いていくことが求められています。
最近では、技術要件にフロントエンドエンジニアならば徐々にTypeScriptが必須になってきています。